太古の河辺2006/11/01 19:37

大井の家の試験杭立ち会いに構造家・大内氏と伺いました。
支持層から出てくる砂利を撮影したのがこの写真です。
かなり昔の川砂利。当然ながら角の丸くなったビンなどは混ざっていません
太古の河辺に想いが広がります...

先日電車の中で
村上春樹の「うずまき猫のみつけかた」を読んでいて
心を動かされた一文。ご紹介します

「たしかあのときもブラームスの1番のシンフォニーだったけれど、
 そこには何か心を強く激しく打つものがあった。
 芸術というものはなんでもそうなのかもしれないけれど
 それ自体の質が高いということと、
 心にやみくもに火がつくというのは
 また別のものなんですね」

あなたの心を温かくするモノ。2006/11/05 21:59

昨日発売されたFIGAROジャポン
「あなたの心を温かくするモノ。」
という特集があり、愛用のギターが紹介されています。

なんと、尊敬するアーティストであるジャズピアニスト上原ひろみさんの
近くで紹介されています
(上原さんのエピソードはこちら

●明日発売のconfort
こちらは<火を愉しむ時間>という特集ですが
雰囲気のある写真で「黒箱-渋谷H」が6ページ紹介されています
こちらも是非ご覧下さい

時の過ごし方2006/11/10 23:57

時間が、思わぬスピードで駆け抜けていく
刺激を受けることもあり、自ら絞り出すこともあり
気がつくと、前回日大に行ってから2週間
そう、今日は前川國男自邸の図面コピー提出日。

私が様々なことに追われていた間。
その2週間を学生達がどう過ごしたか・・・
対話をするように2時間ほどかけて採点をしていた。

写真は千葉学さんの内覧会に伺ってから寄った原美術館
ここも、私の中では元気をもらえる場所のひとつです

リセット2006/11/18 15:26

午前中、JIAのレクチャーを新宿オゾンでやってきました。
もう一人の講演者、山縣洋さんとは明治大学で同じ2年生を教えていますが
作風が私と結構違うので、面白い対比でした
聴きに来られた方にも伝わったのではないかと思います。

実は、思い立って本当に久しぶりに一人旅に出ました。
火曜日から木曜日まで3日間、大分と熊本に行きました。
大分出身の大建築家・磯崎新の作品がかなりあるので見たかったのと
大分からは結構な距離でしたが、中津にある「風の丘葬祭場」(設計:槇文彦)を
是非とも見たかったので、葬祭の邪魔にならないよう、友引の日に行けるように
日程調整をしました。ランドスケープと一体になった建築(写真)は
内部まで作り込まれていて、意外なほど強い闇が別れの瞬間を演出していました。

実質2日半で500kmも車で移動して、ひたすら建築を見ていました。
そして、いくつかの偶然が導いた幣立神宮にも無事行くことが出来ました。

あまりにも沢山のものを見てきたのでとてもここでは詳述できませんが
一度日常の渦から離れたことで、体は疲れていますが
沢山のエネルギーを旅から貰い、気持ちがリセットされました。
さて、設計の検討再開です。

その無垢な情熱は2006/11/21 19:41

久しぶりに、進行中プロジェクトを更新しました。
海辺の家と本牧の家を掲載しています。

このパースは本牧のために描いた一枚。
今頃紅葉していくだろう落葉樹と共に暮らす家を提案しています。

日曜日に実は明治大学に行ってきました。
前期に2年生を教えていた講師が2名呼ばれたのですが
偶然、山縣さんだったので土曜日のオゾンと二日間のお付き合いでした。

呼ばれた理由は明治大学建築計画研究部のコンペ審査です。
つまり、設計の授業課題とは別にサークルでコンペを設定して
学校のスタジオに泊まり込んで作業をしていたわけです。

正直、最初はここのところのハードスケジュールでせっかくの日曜日が...
と思っていたのですが、なかなかの力作が続き
いつの間にか顧問の小林正美先生、出題された榊先生も含め
熱い審査・講評になりました。
1時過ぎにスタートで終わったのが6時頃。
少々(?)疲れましたが、モノを創ると言うことを
学び始めた頃を思い出しつつ、その無垢な情熱はいいものだなぁ...と

外から見た日本2006/11/30 13:47

日曜日の午後から急に動けなくなり
ダウンしていました。

高熱の中、朦朧とする意識の中では自分の体に立ち向かうのが精一杯だ。
「私にもきちんと目を向けなさい」と
自分の体が<伝える>ために占領されていたような感覚があった。

そして、徐々に復帰。頭が回り始める。
さっきまで厚い雲に覆われていた空からは一筋の光。


さて、「田園調布D」の引渡前スナップを一部掲載しました
この住宅は、内部の置き家具などが重要なので
この状態では生活のイメージが掴みにくいですが、
allaboutにもオープンハウスレポートとして掲載されているので
私の撮った写真も載せることにしました。

「外から見た日本」を裏テーマにしてまとめた住宅、ご覧下さい。