ポリフォニックな音環境 ― 2008/05/29 09:50
週に2日の大学通いもあり、多忙な日々です。
来週は明治大学で第1課題の提出プレゼ。
前半の成果が問われます。
そんな中、南房総の現場に行ってきました。
ほぼ、ボリュームが分かるようになり、細かい部分は
まだまだありますが上棟しました。
海に向き合う建築の中で、波音がどう反響するのか?
浜辺にある貝殻に耳を当てたような音響効果が
連続するシェル構造の空間から生み出されるのではないか...
と構想しています。
完成したときに
同じボリューム、同じロケーションの空間であっても
設計によって<時の流れ>はコントロールできるはず。。。
そう思って常に設計をしていますが
ここでは、さらに波の絶え間ないリズムがポリフォニックに
加わるはずです。
意図したリズムが ― 2008/05/24 19:04
連続感のある光と影のデザイン
トップライトからの光を受けて
手摺にあけられたパターンが浮かび上がる
今は、下地の節などが出ているから見分けにくい
しかし、濃色に塗装されると
ここで意図したリズムが浮かび上がるはず...
今週の現場打合は4時間以上かかりました。
細かい微調整が集中する時期に突入です。
深く分け入ることは ― 2008/05/23 10:09
今週は日大(海洋建築)の本提出日でした。
課題はフローティングステージ。
横浜MM21の海面に浮かぶ施設の提案です。
土に根ざさないと言うことの特殊さと、それでも発生するコンテクスト
そこに深く分け入ることはなかなか難しい。
廣部班からは写真の案を始め
3案が全体講評会に進みましたが
「造形的」な提案から抜け出ることは出来ていない。
それが、夜遅くまで続いた講評会で厳しく露呈されます。
発表者はもちろん、聴きに来ていた学生にとっても
建築をつくると言うことの「深さ」について
考えさせられる機会となったことでしょう。
課題はフローティングステージ。
横浜MM21の海面に浮かぶ施設の提案です。
土に根ざさないと言うことの特殊さと、それでも発生するコンテクスト
そこに深く分け入ることはなかなか難しい。
廣部班からは写真の案を始め
3案が全体講評会に進みましたが
「造形的」な提案から抜け出ることは出来ていない。
それが、夜遅くまで続いた講評会で厳しく露呈されます。
発表者はもちろん、聴きに来ていた学生にとっても
建築をつくると言うことの「深さ」について
考えさせられる機会となったことでしょう。
後輩のために ― 2008/05/21 09:44
昨日、明治大学の授業にはいつも一緒に設計をしている
構造家の大内彰さん(写真右)にゲストとして来ていただきました。
明治大学出身の大内さんに「後輩のために」とお願いして
今年で3回目。
構造の考え方に関するプチレクチャーのほか
住宅設計をしている学生の模型や図面を見ながら
構造的な解決方法のみならず、プランそのものについても言及されました。
最後の質問コーナーでは学生からの質問にも遅くまで答えていただき
きっと貴重な経験になったことと思います。
<光の器> ― 2008/05/19 19:56
「海辺の家」
いよいよ、建て方が始まりました。
今日はレンタカーを借りて、当方スタッフ2名も一緒に現場に行きました。
多角形で垂直面がほとんど無いため
非常に難しいおさまりが多いのですが
今のところ、素晴らしい精度で組み上げられています。
来週くらいには骨組みがほぼ出来上がる予定。
柔らかく包み込まれる<光の器>。
夏の竣工に向け、進んでいます。
学びの金曜日 ― 2008/05/17 09:27
1日、外を巡る金曜日でした。
まずは朝早めに竹芝に向かい、
open! architecture のボランティアです。
「水辺から愉しむ東京」という企画で、東京湾を
一時間半かけてぐるりと巡ります。
東京都の方が詳細な解説をしてくださり、ゴミの問題や
物流の拠点としての機能などを学びました。
それから、昼食をとり2件目の受付。
日本橋三越本店をご案内いただきました。
吹抜に面して設置されているパイプオルガンや
地下の免震工事の様子などを詳細に解説いただきました。
とても丁寧に対応いただき、さすが...と感心するコトしきり。
そして、イタリア文化会館へ
「イタリア・日本まちのあかり」という講演
イタリアとの文化や感覚の違いを交え、興味深い言葉が飛び交いましたが
面出氏の白熱灯禁止に関するコメントにはまったく同感。
白熱灯の消費電力をあげつらう前に、不必要な「明るさ」について
真剣に考えるべきです。
蛍光灯しかない住宅の設計など、やりたくないと
心から思います。
まずは朝早めに竹芝に向かい、
open! architecture のボランティアです。
「水辺から愉しむ東京」という企画で、東京湾を
一時間半かけてぐるりと巡ります。
東京都の方が詳細な解説をしてくださり、ゴミの問題や
物流の拠点としての機能などを学びました。
それから、昼食をとり2件目の受付。
日本橋三越本店をご案内いただきました。
吹抜に面して設置されているパイプオルガンや
地下の免震工事の様子などを詳細に解説いただきました。
とても丁寧に対応いただき、さすが...と感心するコトしきり。
そして、イタリア文化会館へ
「イタリア・日本まちのあかり」という講演
イタリアとの文化や感覚の違いを交え、興味深い言葉が飛び交いましたが
面出氏の白熱灯禁止に関するコメントにはまったく同感。
白熱灯の消費電力をあげつらう前に、不必要な「明るさ」について
真剣に考えるべきです。
蛍光灯しかない住宅の設計など、やりたくないと
心から思います。
水上散歩のお誘い-訂正版 ― 2008/05/13 21:26
昨晩、建築家協会で打合がありまして
open! architecture
というイベントのなかで
「水辺から愉しむ東京」
というイベントがあるのですが
私がお手伝いで同行することになりました。
もう〆切のようですが、まだけっこう空きがあるそうです。
竹芝桟橋より普段見ることのできないコースを東京湾視察船で巡ります。
私が同行するのは
5/16日(金) 10:00-11:30
です。
5/14 夕方くらいまでに
----------------
ご氏名
ご所属
当日の連絡先(電話番号)
ご年齢
----------------
を こちら まで送付いただければ
私の方で申込をします。
なお、乗船料実費の¥1000は当日で大丈夫だそうです。
---解説の抜粋--
90分かけ、詳しい解説つきで東京湾をめぐります。
日々拡大を続ける埋立地の数々、普段は目にすることのない羽田空港新滑走路建設現場、「海の森公園」建設現場などを見学すると、きっとこれまでとは一味違った「東京観」を抱かれるのでは。
今回特別に東京都の視察船をお借りしました。
柔らかな陰翳 ― 2008/05/12 10:48
「浜田山の家」
本日、構造のチェックがはいります。
木造2層で、柔らかな陰翳が生まれるよう
細かく光を制御しています。
この写真は2階の階段室まわり
天窓からの光が射し込み
時間と共に移り変わっていきます。
お盆前の竣工に向け、工事が進んでいます。
本日、構造のチェックがはいります。
木造2層で、柔らかな陰翳が生まれるよう
細かく光を制御しています。
この写真は2階の階段室まわり
天窓からの光が射し込み
時間と共に移り変わっていきます。
お盆前の竣工に向け、工事が進んでいます。
葉擦れの音を聴きながら ― 2008/05/06 15:19
GWも今日で終わりです
今年は、土曜日は仕事をしましたが
そこから3日間、久々に休みました。
というのも、自分では気がつかないほど
疲労が蓄積していたらしく、急に動けなくなり
ずっと半分眠っているような状態で家にいたのです。
本当は、世の中静かになるし、現場もストップするので
じっくりと設計案を練るために使おうかと思っていましたが
体が安めというサインを出したようで、本当にのんびりとしました。
今は自宅のテラスにPCを持ち出してこれを書いています。
写真のノムラモミジがサラサラと風に反応して
葉擦れの音を届けてくれています。
実は、この家に本当に助けられているなぁ、と
この3日間で改めて思いました。
何処かに出掛けなくても、ゆったりと安らげる空間
この「ありがたさ」をこれからも設計する空間に
生かしてゆかねばと思います。
今年は、土曜日は仕事をしましたが
そこから3日間、久々に休みました。
というのも、自分では気がつかないほど
疲労が蓄積していたらしく、急に動けなくなり
ずっと半分眠っているような状態で家にいたのです。
本当は、世の中静かになるし、現場もストップするので
じっくりと設計案を練るために使おうかと思っていましたが
体が安めというサインを出したようで、本当にのんびりとしました。
今は自宅のテラスにPCを持ち出してこれを書いています。
写真のノムラモミジがサラサラと風に反応して
葉擦れの音を届けてくれています。
実は、この家に本当に助けられているなぁ、と
この3日間で改めて思いました。
何処かに出掛けなくても、ゆったりと安らげる空間
この「ありがたさ」をこれからも設計する空間に
生かしてゆかねばと思います。
BS朝日で「建もの探訪」 ― 2008/04/30 11:15
BS朝日で「建もの探訪」が放送されますのでお知らせいたします。
「大井の家(石井邸)」
5/2 金曜 19:00〜19:25
5/4 日曜 12:30〜12:55
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昨日は祝日でしたが、火曜日の休みが多いということで
明治大学の授業がありました。
祝日を変動制に移行したことで、こういうことが起こるのですね。
今年は最初に住宅課題です。
基本的な寸法関係などを説明するために、結構な時間を費やしました
まず、身の回りに存在しているモノの寸法を知ることが
リアリティのある設計の第一歩になります。