「言葉」の断片2007/03/23 10:33

建築家協会(JIA)で用事があり、外苑前へ。

現在、ワタリウム美術館でブルーノ・タウトの展覧会が行われている。
一度駆け足で見たのだが、ワタリウムのチケットは
シーズンチケットになっているのもあり再度寄ってみる。

桂離宮を再発見し、対極として日光を「イカモノ」と批判する。
ドイツからやってきた近代建築家のその視点が正しいかどうか?
そういうことよりも、「まれびと」として諸事情ありながらも
日本に滞在した外からの視点に改めて考えさせられる。
そしてそこで創り手として関わった仕事も紹介されている。
「日本」について考えていた学生の頃にみていた桂離宮などの直筆メモが
展示されていて、筆跡やタッチまでじっくりと観察。
また寄ろうと思う。

通りのはさんだ向かいでは『バカップ展』(VA Cup展)のインフォメーション
写真はその看板です。

やや勇気がいる扉を開けて、コーヒーの香りの中
それぞれのアーティストのデザインしたカップと対話する。
格好いいデザイン、グラフィカルなデザインが並ぶ中
一青窈さんのカップが印象に残る。
ご本人の「言葉」の断片で構成されているカップは
それを持つ人と、どんな<対話>を生み出すだろうか?