手で表現するのもの2007/04/21 10:12

青山に計画中の住宅。
基本提案の追い込み中です。

一番最初に見ていただく提案書は基本設計の一歩手前くらいの
レベルまでつくります。
それは、ラフなプランや模型だけでは意図している空間が
伝わらない...と思うからです。

平面、断面などの一般図はもちろん、毎回結構な点数のパースを起こします。
もちろんここに至るまでにはスケッチブックの上での検討が
3ヶ月ほども繰り広げられていますが、提案書にするときは
あらためて鉛筆+水彩で描きます。

手で表現するのものには感情が込められていくから
CGでは表せないものも描かれていきます。

この水彩セットは一緒に世界一周した携帯用のモノ。もう10年以上愛用しています。
sidewayに掲載されているスケッチもこの水彩セットから生み出されたわけです。

手から出るモノを手がかりに設計されていく空間が
住まい手の方の喜びに繋がることを祈りつつ....

コメント

_ nozomi ― 2007/04/29 22:30

こんにちは
またじっくりホームページを見てしまいました。
ひろべ先生のスケッチを見て以来、私は怠け者だーとおもい、きのうアアルトの美術館に行き、天井の断面を考え考え書いてみました。まだ、手が自由に動きませんがやはりいいですね。
ひろべ先生みたいに、もっと手が早くなるように今年一年がんばろうと思います。

_ hirobe ― 2007/04/30 08:32

北欧からの書き込みありがとう!
元気でやってますか?
手を使って、空間をなぞりながらその場所を<考える>ことが
きっと大切なんだろうと思います。
帰国後にスケッチを見せてもらうのが楽しみです。

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