20年目の2008/02/01 10:17

建築小僧3人
正月に都内の建築巡りをする建築小僧3人

大学2年の時、大学のヨーロッパツアーに参加
その時、朝から晩まで一緒に建築を巡っていた2人とは
いまでも、年に1,2回、プチ建築巡りをしている。

建築への面白さに本当に目覚めた大学の旅行以来
今年で20年。
3人で記念に旅をしようと数年前から話していました。

行き先はバングラディッシュのダッカ
(ルイス・カーンの国会議事堂がある)
そして
インドのチャンディーガル
(コルビュジエの建築)

実は、来月頭の予定で大体のスケジュールなどを
決定したところで、問題が浮上。
現在、バングラディッシュの治安がどうやら
悪化している模様で
「渡航の是非を検討して下さい」という情報が外務省から出ている。

悩みどころです・・・

---追記----

結局、治安のことを考えてインド国内2都市に変更したわけですが
帰国してすぐの「情熱大陸」で山口絵理子さんの放送があった。
ダッカで<産業>をつくって雇用をつくり出すという
直接的に途上国支援をしようという
可愛らしい姿からは想像もつかないパワフルな人です。

街中の映像をみていても、大変だと思っていたインドより
車も少なく、あきらかに貧しくみえる。
緊張感も高そうだ。
映画「マイ・アーキテクト」でカーンの仕事が与えたインパクトを
語るシーンがあるけれど、その国のために
一人の人間がなしえたことの大きさは、たぶん
いつか訪れないと想像の域を出ないのだろうと思いました
(3/19 追記)

卒業設計 -日大-2008/02/05 19:12

海洋建築工学科の卒業設計作品より
↑日本大学 理工学部 海洋建築工学科の卒業設計作品より


先々週、先週と講師をしている大学で
卒業設計の審査をしてきました。

これは、母校のものです。
ここでは、卒業設計着手が出来る学生がかなり絞られます。
そのかわり出てくる作品は密度は高く、力作が多い。

この写真の案も
(ブラインドで審査するから名前は分からないのです)
不思議なプロポーションと、根底にある明るさが
伝わるいい提案です。

1案ずつたくさんコメントを記載しながら
採点します。

できるだけ、良いところを褒めてあげたいけれども
それだけでは<ためにならない>と思うから
疑問に思ったところ、もう少し行けたんじゃないかと思うところ
それから、考え方に対する「問いかけ」も織り込む。

多分、僕自身の卒業設計を審査してくれた先生に
感謝の気持ちがあるから、できるだけのコメントをしたい
と思うのかも知れない...。

楽しい「チーム」を作らねば2008/02/07 10:44

設計スタッフを募集しています
↑年末「諏訪の家」に射し込んだ夕日

先週末が「節分」だった。
季節を分ける日。何かが始まる前の日。

そろそろ<次に>進まなくてはいけないな、と思う。

漠然とした感覚から、実際歩きはじめるために
まずしなくてはいけないこと。
それは、新しい設計スタッフを迎えることです。

独立してから5年間は、一人で仕事をしていた。
気ままだけれども、苦難の日々。
そして、現在唯一のスタッフである平井君がやってきて
最初は実務や図面の描き方を教えながらの日々
そして、4年間。
いまや、大切な戦力です。

それを引き継ぎながら、学んでいき
一緒に建築づくりに向かっていける人を探しています。

まずは、楽しい「チーム」を作らねば....と思っています。

採用の詳細はこちら を参照してください。

「浜田山の家」地鎮祭2008/02/10 11:54

「浜田山の家」地鎮祭

穏やかな天気のなか「浜田山の家」の地鎮祭が行われました。

この家は、太陽の高度を考えながら設計しているところが

大きな特徴です。

夏の竣工に向けて工事が始まります。

●7日に発売された「モダンリビング」の連載
「響きのかたち」では今回グラスゴーのマッキントッシュを
取り上げています。

是非書店でご覧下さい

卒業設計 -明治-2008/02/11 22:42

卒業設計 -明治-
↑卒業設計 -明治大学

2/1に明治大学の卒業設計審査をしてきました。

明治の場合は、専任の先生方+ゲストで選ぶ賞と
非常勤で行っている兼任講師の選ぶ賞(生稜賞)があります。

私は兼任講師賞の審査で去年に引き続き行ったわけですが
最大の目的は卒業設計作品をきちんと見ることにあります。

そこに、大学の個性やレベルがかなり現れると思うからです。
それは、来春に設計製図の指導をするときのイメージにも繋がります。

兼任講師賞にはなりませんでしたが、私が一番評価したのは写真の提案
代々木公園に歴史的コンテクストから導き出された
施設を散りばめています。
フォリーという施設の名称が適切でないと感じたこと
内部空間の豊かさにまで表現が到達していないところは
やや悔やまれますが、手描きのパースも含めなかなかの力作です。

明治大学では今回50程の作品が完成していました。
完成レベルは様々ですが、意欲的なものが多く、その点は感心してしまいます。

彼らの多くが真摯な「建築人」として、巣立っていくことを祈ります。

雪の日には雪を楽しむ2008/02/15 15:53


雨の日には雨を楽しみ、雪の日には雪を楽しむ

これを当たり前に享受できる環境を都心につくるのは
なかなか難しい。

でも、そこから得られるものを感じたとき
チャレンジを続ける意味を見いだせます。

この写真は、先週末「黒箱-渋谷H」にお邪魔していたときの一枚。
楽しいひとときを送っていると、外はいつしか雪に。

薪ストーブのぬくもりを感じながら
落ちる雪を眺めて語る...

豊かな時間でした。

海に誓う2008/02/18 16:26

海辺の家-S

本日、地鎮祭が行われました。

風は冷たかったですが好天に恵まれ
海の青もまぶしいほど。

海に向かったこの場所に
地鎮祭用の「ひもろぎ」をつくると
いにしえの祝祭が感じられるように思いました。

夏の竣工に向け、いよいよ工事が始まります。

水廻りの取材2008/02/22 10:55

南青山の家 水廻り

昨日は「南青山の家」に水廻りを中心とした
取材が入りました。

2つの性格の違う水廻りを持つ住宅
1階の壁にはちょっと珍しいマテリアルが使用されています。

また、発売時にお知らせしますが
どんな写真が撮れているか、楽しみです。

この写真は3階の水廻り
トイレットペーパー用の紙巻きも
ステンレスを素材に当方でデザインしたものです

日だまり2008/02/27 19:34

「大井の家」に取材

昨日は「大井の家」に取材が入りました。

立ち会っていましたが、天気予報に反して射し込んだ光に
良かったなぁ...と。
これは私が撮影した一枚です。

お引き渡しの時は真夏でした
その時はリビングにはこういう光は射し込んでいません。

実は、設計のスタート時点から
夏の直射光はあまり入れずに、日だまりの欲しい季節に
室内に導くよう、壁の角度や窓の位置を考えていたので
その効果を確認できたという意味でも嬉しいひとときでした。

毎週水曜日2008/02/29 21:45

海

今日は日本大学(海洋建築工学科)で設計製図の全体会議があり
来春からの担当学年が決まりました。

今度は毎週水曜日、3年生の担当になります。

実は、今度3年生になる学生達とは
1年生、2年生と付き合ってきたので
これで、3年間関わることになります。

どんな風に伸びていく姿を見られるか?
今年度も楽しみです。

また4/9から授業スタート。
まずは春休みの過ごし方で、「顔つき」が変わってくることでしょう。